毎週、毎週面白いストーリーのネタや
アイデアが浮かぶ
プロ作家の先生方は凄いですよね。
普通の人はいつも面白いストーリーが
浮かぶわけもなく、
いたずらに時間が過ぎていってしまうことも
あるかと思います。
そんな悩める人に
尾田栄一郎先生のストーリーの生み出し方が
参考になると思いますので紹介します。
ストーリーはとりあえず書き始めることで作り出す
尾田栄一郎先生はストーリーを作るにあたっては
とりあえず手を動かしながら
考えるようです。
何もストーリーのアイデアが
浮かんでいなくても
とにかく
キャラクター達の
簡単なラフの絵を描いてみるそうです。
手を動かすと脳が働くから
絵を描くようにしているそうですね。
そして、そのラフのキャラクター達に
「今週は何をするんですか?」
と問いかけると、
ちょっとずつストーリーが動き出すそうです。
毎週、コンスタントに物語を作って
ファンの期待に何年も答え続ける
プロの創作術はすごいものですね。
とりあえず、アイデアが浮かばなくても
手を動かし描き始めるという手法は
尾田先生だけじゃなく、
そのほかの有名な作家達も実践している手法です。
夏目漱石、カール・ヒルティも「とりあえず書き始める」
明治の文豪・夏目漱石も
物語を書くにあたっては、
とりあえず書き始めるようにしていたそうですね。
漱石はアイデアのひらめきが沸くのを待ってから
書き始めるタイプではなく、
毎日午前中に決まった時間に
決まった分量を書いていたようです。
漱石はとりあえず書き始めることが
創作の秘訣だと気づいていたんですね。
そして、有名な哲学者のカール・ヒルティも
その創作の秘訣を語っています。
「まず何よりも肝心なのは、
思い切ってやり始めることである。
仕事の机にすわって、
心を仕事に向けるという決心が、
結局一番むずかしいことなのだ。
一度ペンをとって最初の一線を引くか、
あるいは鍬を握って一打ちするかすれば、
それでもう事柄は
ずっと容易になっているのである。
ところが、ある人たちは、
始めるのにいつも何かが足りなくて、
ただ準備ばかりしていて
(そのうしろには彼らの怠惰が隠れているのだが)、
なかなか仕事にかからない。
そしていよいよ必要に迫られると、
今度は時間の不足から焦燥におちいり、
精神的だけでなく、
ときには肉体的にさえ発熱して、
それが仕事の妨げになるのである。
また、
他の人たちは特別な感興の湧くのを待つが、
しかし感興は仕事に伴って、
またその最中に最も湧きやすいものなのだ。
仕事は、それをやっているうちに、
前もって考えたものとは
違ったものになってくるのが普通である。」
まとめ
いかがだったでしょう?
ストーリーを作るうえで一番大変なのは
最初の一行を書き出すまでが
長いことですね。
でも、プロとなると違ってきます。
優れた創作活動を行なっている人たちは、
「とりあえず書き始める」ことこそ
アイデアやインスピレーションが臨む
一番の近道だと
知っているんですね。
あれこれ悩むくらいなら、
とりあえず書き始めてみると
アイデア不足の悩みも
解決するかもしれませんよ。
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