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浦沢直樹先生といえば、
「20世紀少年」や
「YAWARA!」や「MONSTER」
などの
大ヒット作を連発した大作家です。
そんな浦沢直樹先生の独特の
漫画のアイデア、発想法があるようです。
浦沢先生は連載前の企画の出し方が
漫画のストーリーの作り方の
参考になると思ったので
紹介します。
普通の漫画家は
新しい連載を始める前は、
編集者に新しい漫画の
全体のプロットや
第一話のネームを作ったりして
検討するものだけど、
浦沢先生の新連載の企画の
やり取りはそれとは違うようです。
それは、
映画のチラシ風に
アイデアをまとめて、
それを編集者に見せるといいます。
どうやら浦沢先生は
新しい連載のストーリーの
アイデアが思いつくと
それを
映画のチラシ風にまとめるそうですね。
タイトルやメインとなるイラストがあり、
そして興味をそそる
キャッチコピーも入れて作るようです。
そしてその紙の裏側には
次に連載予定の漫画の
名シーンの数々が
すでに描かれている。
そして名シーンのコマの大きさも
まちまちで、
その数々のシーンのコマで、
全巻を凝縮したような
シーン集が描かれているという。
もっとわかりやすく例えるなら
よく最終回などで、
主人公がこれまでのことを
走馬灯のように
回想するシーンがありますが、
映画のチラシ風の企画書はまさに
そのようなものらしいですね。
その映画風のシーン集を
編集者に見せて
面白そうと言ってくれたら、
ほぼ間違いなく
その作品はヒットしたといいます。
そしてさらに驚いたことに、
そのチラシに描かれたシーンの数々は、
その後漫画の連載の中で
ちゃんと登場したといいますから
更にビックリです。
チラシに
アイデアシーンを描いている段階では
大雑把のストーリーのアイデアはあっても、
細かなプロットは
出来てないはずです。
それらの
名シーンは思いつきで描かれたものなのに
後々、そのシーンが
出てくるのはどういうことでしょうか?
それは浦沢先生が
だいたいの結末が
見えていたからではないでしょうか。
その漫画の結末や
物語の収束するビジョンが見えていて
面白いと思えたからこそ名作と
なり得たんだと思います。
浦沢直樹先生の
漫画のアイデアの出し方を見てみました。
ストーリーを作る前に
ゴールや名シーンがビジョンとして
しっかり描けていると、
そのゴールに向けてストーリーは
収束していくようですね。
映画のチラシ風にアイデアをだすことで
大まかなイメージが形になって、
それが現実化してくるような
気がしました。
何かの参考になったら幸いです。
追記:浦沢先生を深く知れるおすすめ本です
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