『陰陽師』や『神々の山嶺』
などの作品を
世に送り出した夢枕獏先生。
その創作の技法を公開した
著書『秘伝「書く」技術』から
一部創作のエキスを
まとめてみました。
アイデア収集法-ワンカード・ワンアイデア
小説のアイデアを思いつくと
カードに書き留めている。
一つのカードに一つのアイデアを書く。
取材の時もカードを使います。
散歩やテレビを観ていて
ふと思いついた時や
コレは使えると思ったら
カードに書く。
それらカードを書き溜めていく。
ストーリーの作り方
始めにカードに順番を付けます。
それぞれのカードに
書いた場面は脈絡はないが
「このアイデアは、
このアイデアより後だな」
と、なぜか順番が決まっていく。
順番を決める段階で
要らないアイデアカードは
出てくるので、
それは除けておく。
カードは頭の中で考えるより、
目に見える形で
アイデアが見渡せる
メリットあり。
次々にカードの順番を
決めていき、
並べていくと不思議と
ストーリーになっているんです。
ストーリーの補強
アイデアカードを並べただけでは
ストーリーとしては
不十分な隙間ができることが
ままある。
今度はその隙間を埋める
手当をしていく。
そうやって、ストーリーを
少しづつ固めていきます。
創作で大事な3つのマインド
1:一番大事なのは自由
2:これを書きたいという一念
3:森羅万象を面白がる力
感想
著作を300冊くらい書いてきた
獏先生。
そのストーリー生産力の一端が
垣間見えた気がします。
創作者にとって素晴らしい
ヒントをいただけました。
秘伝「書く」技術 (知のトレッキング叢書)
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