今回は『うしおととら』
『からくりサーカス』『月光条例』など
数々の少年の心を
熱くさせてくれる名作を産み出した
漫画家の藤田和日郎先生の
漫画作品を創造する
秘訣をまとめてみました。
漫画情報誌の「コミッカーズ」の
藤田先生へのインタビューを
参考にさせてもらいました。
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Contents
面白い漫画の作り方
1:キャラクターがストーリーを創る
本当に面白いマンガというのは
キャラクターが物語を作っていく。
少年マンガに限定していうと
まず登場キャラクターが
面白いということが
漫画の面白さでは大きな要素を占め、
キャラクターを創って
そのキャラを
動かすということが
一番パワーがでる
物語の作り方だそうです。
2:キャラクターを面白いシチュエーションに入れる
面白いキャラをこんな面白いシチュエーションに
叩き込まれたらどうなるんだろう?
この方法で発想していくと
否が応でも面白い物語に発展しやすい。
3:ストーリーの基本は人の心が変わるもの
「人の心が変わるもの」を基本に
ストーリーを創ると上手くまとまる。
人の心が変わるものを描くメリットは
いい具合にクライマックスに持って行けて
ストーリーが収束すること。
藤田先生が若い時に
編集さんから言われたことで
今でも心に残っていることが
「人の心が動くことが、読者に感動をもたらす」
という言葉だそうです。
4:一番見たいシーンは何かを考える
一番見たいビジョン、シーンがあれば
それに向かってストーリーが流れ込んでいけるので
凄く勢いのあるいいマンガになる。
漫画の創作力を上げる練習法
5:何が面白かったのか分析する
面白いエンターテイメント作品を見た時に
「自分はこの作品の何が面白かったんだろう?
何に惹かれたんだろう?」
を考えてみる。
その自分のアンテナに引っかかったものを
自分の作品に取り入れる。
6:面白いものを描く為には何だってする
世の中にある面白いものはすべて、
自分の漫画を面白くする
栄養素だと思ってるそうです。
駄作も見なきゃダメ、
その作品の何がダメだったのか考え、
自分ならこうするのにと
思うことが大切。
7:「好き」は「真似はいけない」の上
人のアイデアを真似するのが
嫌だと思う人も多いと思いますが、
「好き」は「真似してはダメ」の
上をいくもの。
このストーリー展開で
自分は感動したとしたら
自分のキャラクターで
その展開をやってみると
キャラクターが違うから
違う漫画になる。
漫画家になれる一番の方法
8:ネームをたくさん描くと漫画家になれる
ネームを描くということは
プロレスラーでいう筋トレと同じ
基礎訓練のようなもの。
藤田先生は漫画家志望の人に
よく言うそうです。
「ネームを描いた量に比例して漫画家になれる」
まとめ
重要だと思うものを
ピックアップしてみました。
キャラクターがストーリーを創る
心が変わるものを描くことが物語の基本
ネームを描いた量に比例して漫画家になれる
などが心に残りました。
プロの現場で長年活躍されている
藤田先生ならではの
珠玉の創作アイデアですね。
藤田先生のマンガへの熱い情熱
本当に熱いです。
ストーリー創作に悩んでいる方の
参考になるかもと思い
シェアさせていただきました。
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