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すぐに使える漫画のネームを早く描くテクニック9選

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ネームのスピードアップのコツです。
 
漫画を創作することにおいて、
ネームを早く作ることが苦手で
 
漫画作りが進まない人も
多いと思います。
 
「もっと、ネームが速く切れないかな」
 
「もっと簡単にネームができないのかな」
 
そういった悩みを抱えている人に
効果的なネームのスピードを
アップさせるコツを
まとめてみました。
 
参考になるテクニックは
取り入れてみてください。
 

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Contents

ネームを早くする9つのコツ

1:ページの割り振りを決めておく

最初からページ数を気にせずに
ネームを切っていくと、
 
予定ページ数を大幅にオーバーしたり、
 
ストーリーのテンポが
バラバラになってしまったりする
可能生があります。
 
ページオーバーし過ぎたりして、
後でネームを修正したりすることは、
かなりの時間を取られてしまいます。
 
そこで物語の基本軸を作った段階で
ページにノルマを決めておくと
スムーズにネームが運びます。
 
例えば、
 
1p 状況説明
 
3~6p 主人公のキャラクター紹介
 
29、30p クライマックスシーン
 
31、32p エピローグ
 
などです。
 
このページまでに
この展開までいくというように
 
何ページにどのようなエピソードや
シーンを描くかということを
あらかじめ決めておくということです。
 
そうするといざネームを切るときに
 
途中途中に小さい目標があるので
迷わずにすみ、
 
結果ネーム作業時間の短縮になります。
 
ネームのページにストーリー達成の
ノルマを与えてあげることです。
 

2:ミニネームを作る

次のテクニックは
本番のネームの前に
『ミニネーム』を作ることです。
 
ミニネームとは一枚の紙に
 
8pとか16pとか32p分の
縮小版のネームを
あらかじめ作ることを指します。
 
ミニネームは本番のネームの
大まかな設計図や
ガイドライン的なものです。
 
一般的なストーリー作りの手順は
 
プロット⇒ネーム
 
という手順です。
 
それを
 
プロット⇒ミニネーム⇒本番ネーム
 
にしてみるんです。
 
プロットと本番ネームの間に
ミニネーム作ることを
挟むわけですね。
 
本番ネームの前に
ミニネームがあると、
 
それをたたき台にできるので、
本番ネームがスムーズに作れます。
 
このミニネームの
メリットとしてあるのか
修正のやりやすさです。
 
ミニネーム上での1p分は
小さくなるので
構図やキャラの表情などの修正が
すごく簡単にできることです。
 
また、プロットなどで文字で
考えていたアイデアやネタが
 
絵やシーンになると
どれくらいのコマ数になるか
大まかに掴めたりもします。
 
話のテンポや絵的な見せ方も
 
ミニネームでストーリー全体を
一目で見渡すことにより、
 
改善点がわかってくることがあります。
 
メリットだらけですね。
 
本番ネームの前段階で
いろんなものがチェックできるので、
 
結果的に修正する手間が省かれるので
ネームを切るスピードアップに繋がります。
 

3:絵や構図にこだわらない

ネームを切る時に、
キャラクターなどを下書きレベルで
描き込んでしまう人がいます。
 
奇抜な構図にしようとしたり、
キャラの演技をどうするかなどで
悩んでしまい手が止まって
しまう人もいます。
 
絵や構図にネーム段階で
必要以上にこだわっていると
 
気に入らなくて修正三昧
ということを繰り返し
 
時間とエネルギーを消費して
ネームが進むスピードが
落ちてしまいます。
 
初心者がよくやってしまうことの一つに、
 
不安なので画面をもたせるために
やたらと俯瞰やアオリなどにしたり、
 
奇抜なコマ割りに
してしまうことがあります。
 
そういったところでネームを
作るスピードが落ちています。
 
ネーム段階では絵や構図に
こだわらないということも大事です。
 
人によっては、ネーム段階では
 
棒人間や○に十字線で顔にして、
キャラ名をつけるだけ
 
という人もいます。
 
背景は省略するか、
場面転換の時にわかるように
一コマ入れるだけとかです。
 
完璧に描き込みたい
気持ちもありますが、
 
後で修正で消すかもしれないのに、
 
いちいち丁寧に描いていては
時間がいくらあっても足りません。
 
ネームでの絵や構図の
完璧主義的なところを捨てると
 
ネームを切るスピードは
格段に速くなります。
 

4:絵を入れない

絵を入れないでネームを
作っていく方法です。
 
要するにセリフとコマ割りのみのネームです。
 
この方法だと
 
ネーム段階での絵に対する
エネルギーと時間は
大部分はカットされるので、
 
ネームのスピードが上がります。
 
コマ割りは、
 
コマの大きさなどで
そのコマの重要度が
わかるような感じで
割り振っていきます。
 
セリフがないコマは
文字で概要を書くだけにします。
 
コマの中のシーンや絵は
セリフなどから
イメージする感じで
脳内補完していきます。
 
この方法は修正も驚くほど簡単になります。
 
絵はすべて後回しにするという感じです。
 

5:描きたいところから作る

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ネームを最初から順番に
カッチリと作っていくように
していることが
 
スピードを遅くしてしまっている
原因かもしれません。
 
自分が一番描きたいシーンを
まず先にネームで作っておくことも
 
スピードアップのテクニックの一つです。
 
その物語で描きたいものから
描くことでモチベーションも上がりますし、
 
どのくらいのコマ数や
ページ数をそのシーンで
使うのかも見当がつきます。
 
作品のページ数が決まっているなら、
こうすることで描きたいシーンの
ページ数は確保して、
 
他のシーンではページ数を圧縮したり、
不要なシーンはカットしたりして
全体のバランスを取ったりもできます。
 
最初から順番に作ることの
デメリットとして大きいのは、
 
ストーリーの冒頭部分が
一番難しく悩みどころだということです。
 
物語の始まりの部分は、
そこで読み手の心を掴んで
ストーリー世界に引き込むために
重要なパートです。
 
最後まで修正や改善をする
可能性の高いパートです。
 
だから、ややもすると
考え込んでしまって
ネームがストップする
わけなんですね。
 
だから、描きたいシーンを
先に作っていくことも
ネームの速さを上げる
コツの一つです。
 

6:結末、クライマックスシーンから作る

まず最初にクライマックスや結末という
ストーリーの目的地を
作っておくという方法です。
 
目的地が決まっていると、
そこに向けてストーリー展開が
向かっていけます。
 
結論から逆算してネームを
作っていくので効率がよく
時間短縮になる方法の一つです。
 
ネームを作っているうちに、
ネタやアイデアを追加していくうちに、
 
ストーリーの方向性が変わったり
何がしたかったのか
わからなくなる話になる人には
効果的です。
 
不動のゴールを先に作ってしまうことで、
 
ネームで右往左往する時間が
カットされるので
ネーム効率もアップします。
 

7:セリフを絵で表現できないか?

次のコツはセリフを
絵で表現できないか
考えてみることです。
 
ネームを切っていくと、
 
セリフを長々と喋って
説明していたり、
 
説明文などの文字で
状況を伝えようとしている
印象がでてくるところがあります。
 
例えば、怒っているキャラを
セリフで怒っているように
表現していたりするところです。
 
また、物語の世界観を文字で
長々と説明しているような部分です。
 
そのようなセリフや説明文を
絵で表現できないか
考えてみることです。
 
この絵で表現できないかの視点で
ネームを見直すと、
 
より漫画メディアならではの
スッキリしたわかりやすい
表現になる場合があります。
 

8:とりあえず完成させる

ネームをとりあえず
完成させてしまおうという
心掛けです。
 
ネームを切っていると、
いろんなところが気になりはじめ
 
その度ごとに前に戻って
修正しているうちに
 
自分でも良いのか悪いのか
わけがわからなくなったり、
 
いたずらに時間が過ぎて
しまうことがあります。
 
そういう傾向性がある人は、
とりあえず仮に完成させようと
することを目指すと効果的です。
 
そしてその仮に完成させたネームを
たたき台にして、
もう一度ネームを作り直したほうが
結果的にはネーム完成の時間が
早くなりますし、
 
クオリティもアップします。
 
また、仮にネームを
完成させてしまうメリットに
 
ストーリー全体から各パートを
見直せるところにあります。
 
部分的に悪いと思っていた箇所が、
全体で見るとそんなに悪くは
ないことあります。
 
また逆に、
 
この部分は良いと思っていた箇所が、
 
全体から見ると浮いてしまって
変なことがわかることもあります。
 
だから、完璧主義を置いておいて
まずはネームを仮に
完成させてしまうことです。
 
この心掛けが結果的に
ネームのスピードアップに繋がります。
 

9:誘惑や雑情報を遮断する

誘惑や雑情報を遮断することです。
 
ネームなどの創造的な作業を
集中するとしても、
 
あなたの周りの環境が
その作業を妨げている
場合があります。
 
さまざまな邪魔するものの存在が
ネーム作業を知らず知らず
妨害してきます。
 
例えば、
 
スマホ、ネット、ゲーム、
TV、漫画、雑誌、
 
などです。
 
それらに気軽に気晴らしや
息抜きにと手を伸ばしてしまう
誘惑が身の回りに存在してしまうと
 
ネームをすることの
妨害になってしまいます。
 
また、誘惑が身の回りにある状態で
 
その誘惑に打ち勝ち続けて
ネーム作業することは
かなりの精神力を要します。
 
人間は思ったより周りの環境に
影響されるものですよね。
 
だから、ネームだけに集中できる
環境を整えることです。
 
机の上をキレイにしたり
 
ゲームやネットを封印したり、
 
それしかできないような
図書館やカフェなどの
 
場所を変えてみることも有効です。
 
1つの作業しかやることがない状況に
身を置いて集中してネームを
やることにより、
 
驚く程のスピードで
作業がはかどることがあります。
 
誘惑や雑情報を遮断する環境を
意図的に作ることで
 
ネームを作るスピートは格段にアップしますよ。
 

まとめ

ネームのスピードアップするコツを
見ててみました。
 
まとめると、
 
1:ページの割り振りを決める
2:ミニネームを作る
3:絵や構図にはこだわらない
4:絵を入れない
5:描きたいシーンから作る
6:結末、クライマックスから作る
7:セリフや文字を絵で表現できないか
8:仮に完成させていまうマインド
9:誘惑や雑情報を遮断する
 
という9つの方法です。
 
ネームを描くスピードが遅いことで
悩んでいるのなら
 
この中の幾つか試してみてください。
 
ネームを切るスピードアップに
繋がると思いますよ☆

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