ストーリーの中で
主人公に葛藤や
障害があるほうが
読者は物語を面白く感じます。
どんなに魅力的なキャラを
創作しても
何の試練や葛藤もなく
ストーリーが目的達成や
結末をむかえたら
何だか盛り上がりに
欠けて面白くありません。
読者が面白く感じる
一つの条件として
物語で
ハラハラドキドキ
できることが
あげられます。
何に対して
ハラハラドキドキできるのか
というと、
主人公の進もうとする先が
見えない時に
ハラハラドキドキしませんか？
人は定められた運命に対しては
あまりハラハラドキドキ
しないものです。
主人公の未来が
予想できないほど、
読者は「どうなるんだろう？」と
ハラハラドキドキして
物語の先を
見てみたくなるんですね。
じゃあどうすれば
ハラハラドキドキできる
ストーリーに
できるのかというと、
主人公に葛藤や悩みを
起こさせる
制約
をつけることです。
キャラに手カセ、足カセをつける
感じですね。
そうすれば、
主人公は簡単には
目的が達成できず、
読者は主人公が
どのような方法や行動で
障害を突破するのか
気になり
ハラハラドキドキします。
そこで
キャラクターを
葛藤させる制約として
どのようなものがあるのか
分類してみました。
物語の創作で
何だか一味足りないなと思う時に
キャラに制約を
はめてみてください。
物語が盛り上がる効果がありますよ。
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Contents
キャラクターに葛藤させる１０種類の制約
1：時間的な制約
何時までにやらなければいけないという
時間的な制限があると
キャラは葛藤します。
目的達成にタイムリミットが
あるのとないのとでは
ハラハラドキドキ度合いが違います。
『走れメロス』などの作品では
時間的制限が
ドラマを面白くしています。
2：秘密がある制約
他人に知られてはいけない
という制約です。
出生の秘密
特異な体質
罪を犯した過去
など何らかの秘密に
しなければいけないことが
キャラに葛藤をもたらします。
3：人間関係による制約
好き合っている男女だとしても
お互いの関係が
教師と生徒だとすると
付き合うのに制約になります。
4：場所の制約
どの場所にいるかで
キャラクターに制約がかかります。
廊に閉じ込められると
行動に制約がかかりますし、
金庫の中に
目的のアイテムがあれば
奪取するのに困難が伴います。
キャラクターを
目的達成の困難な場所に
移動させると
障害が発生しドラマが生まれます。
5：禁忌・タブーの制約
国や地域によって
タブーが違ってきます。
社会的な倫理に背くことなども
タブーですね。
殺人や不倫などがそれです。
キャラクターは
タブーを犯さないようにしようと
制約がかかり葛藤します。
6：約束による制約
約束することにより
キャラに制約がかかります。
「目的の大学に合格する」
「7日後に100万円用意する」
「タバコはもう絶対に吸わない」
などの種類の約束です。
「～しない」
「～する」
といった約束が
キャラの制限となりますね。
7：法律や掟の制約
社会的に定められた法律や
一族の掟やルールなどが
制約になります。
集団や組織が円滑に運営するために
定めたルールが
個人を縛る制限になります。
8：モノによる制約
例えば
安全に壊さずに
運ばなければいけないモノが
100円の価値のモノ
と
1億円の価値のモノ
とでは
キャラの葛藤度合いが違ってきます。
貴重品や危険物などの
モノの違いによって
キャラに制約がかかりますね。
9：自然環境・状況による制約
台風や地震や猛吹雪などの
自然が障害となって
主人公の行動に
制約がかかります。
戦争や事故などの
状況も制限になります。
10：肉体的な制約
肉体的な理由により
制限がかかることです。
男性であるのに
女性と同じようなことをすると
制約が発生しますよね。
他にも、
肉体の美醜
身長の高い、低い
身体能力のあるなし
子供や老人
肉体の部分欠損
人間ではない肉体的特徴がある
（吸血鬼や宇宙人など）
があります。
まとめ
ストーリーを面白くするために
キャラクターに
葛藤や障害を発生させる
制約の種類を見てみました。
主人公の前に障害を
設置してあげると、
読者は主人公に感情移入して
ハラハラドキドキしてくれます。
キャラクターに
制約をかけて葛藤させるのは
物語を盛り上げる
スパイスに最適ですよ☆
コメント
[…] どのような障害を考えたらいいのかわからないなら ⇒キャラクターに『葛藤』を作り物語を面白くする10種類の方法 を参考にしてみてください。 […]
by 「創作しているストーリーが何だかつまらなく感じてしまう」のを改善する強力な原理原則とは？ | 漫画のネタが思いつかず悩んでいる人に『ストーリーのネタ』では、物語創作のひらめき