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漫画家・島袋光年先生『トリコ』『たけし』を作ったキャラクター創造法のコツとは!?

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Writing
 
島袋光年先生いえば
 
『トリコ』や
『世紀末リーダー伝たけし!』
 
などの名作を送り出した漫画家です。
 
その島袋光年先生の
 
物語のキャラクタ-の作り方を
調べてみました。
 
プロのキャラクター創造論を
学んでおくことは
 
これからキャラクターを
作ろうとしている人にも
 
参考になると思います。
 

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Contents

読者は魅力的なキャラを見たい

 
島袋先生は物語では一番大切なのが
キャラクターだといいます。
 
エンターテイメント作品はなんだって、
 
漫画だろうが
 
映画だろうが
 
小説だろうが
 
アニメだろうが
 
読者や観客は絶対に
 
「魅力的キャラ」を見たくて
 
作品に接している。
 
だから、
 
キャラクター作りは
 
難しいしけど、
 
絶対逃げずに悩み抜かなければ
いけないといいます。
 
それだけ、
キャラは物語にとって
 
最重要といっても
いい要素なんですね。
 
 

キャラクターはどの特徴から作ってもいい

 
島袋先生はキャラクターを
作るにあたっては、
 
どうやって
作っていっているのでしょうか?
 
キャラクター作りに関しては
 
キャラをどこから
思いついてもいいといいます。
 
キャラも人間なので
作り方にこれといった
 
レシピがあるわけではなく、
 
顔の造形
 
体格
 
口癖
 
能力
 
クセ
 
変わったポリシーを持っている
 
など、
最初に浮かぶキャラの
イメージは
 
まちまちだといいます。
 
そこから、
イメージを膨らませていって
 
キャラクターを
掴んでいくといいます。
 
自分たちが普段接する人も
 
「この人、少し変わっているなー」
 
と思う人って、
 
どこか印象的なものが
あるはずだけど、
 
そういう人って
何かしらの強い特徴を
持っているものです。
 
そういう特徴から
 
イメージしていくようですね。
 

イメージを膨らませ付け足していくキャラの創造法

 
島袋先生は
 
トリコは
イメージを膨らませていって
 
出来たキャラだといいます。
 
最初に性格とかより
 
「ナイフ!」
 
「フォーク!!」
 
と言って素手で敵をぶった切っている
キャラのイメージが浮かんだそうです。
 
そこから、
 
何かこのキャラは
大きそうな体格だなとか
 
そういう
 
そのキャラらしいイメージ要素を
 
どんどん付け足して出来た
キャラだといいます。
 
どんどん膨らませる
付け加えていって
 
そのキャラクター「らしさ」を
作り出し
 
魅力的なキャラを作る方法です。
 

ギャップを生かしたキャラクターの創造法

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もう一方の
キャラクター創造法も
あるといいます。
 
それは
 
「ギャップ」
 
を生かしたキャラクターの
作り方です。
 
島袋先生の作品のキャラの
 
たけしは「ギャップ」から
生まれたキャラだといいます。
 
まず最初に
おっさん顔だけできたらしく、
 
体格もごつく年齢も
40歳以上などとしたら
 
普通で面白くないキャラに
なると思ったので、
 
年齢や体格を小学生にして
出来あがった
キャラだそうです。
 
顔はおっさんだけど
 
体は小学生という
「ギャップ」を
使って産みだした
キャラですね。
 
そしてキャラ創造法には
 
見た目の設定の
ギャップじゃなく
 
性格や人柄の
ギャップを生かした
創造法もあるといいます。
 
わかりやすい例えでは、
 
見た目がイカつい不良が
 
雨の中捨て猫に
傘をさしてあげる
 
そういう
意外に優しい一面がある
 
という性格や内面の
ギャップを使う方法です。
 
一見、読者から縁遠かったり
近寄りがたいと思われる
キャラを
 
「ギャップ」を作って
 
読者に近づけて
共感させてあげる
手法だといいます。
 
この読者に近づけて
 
共感させる手法は
様々な作品に見られ、
 
読者に感情移入させる方法として
 
とても有効だといわれています。
 
読者に共感させることが
非常に大切なポイントなんですね。
 
島袋先生も言っています。
 
読者がキャラクターを
 
好きになるポイントは
様々にあるけど、
 
共感に勝るものはないと。
 
大切なのは読者が共感しやすい
キャラにすることで
 
「ギャップ」はキャラの印象を
 
強くする為の一つの手段だと
覚えておくといいようですね。
 
でも、ギャップにこだわりすぎて
 
全く共感できないキャラを
作ってしまっては
 
読者を惹きつける魅力的なキャラには
ならない。
 
「ギャップ」は
 
読者がとっつきにくそうなキャラを
 
共感させる方法の
 
一つだということですね。
 

普段から観察目を養う

 
しかし、
魅力的なキャラがすべて
 
計算で生まれるわけでは
ないといいます。
 
たけしの口癖である方言も
 
島袋先生の担当編集者の
ちょっとした口癖を参考に
したといいます。
 
なので、
普段から周りの人を観察しておくと、
 
魅力的なキャラ作りに
役に立つようです。
 
ちょっとしたことでも
 
アイデアをして
使えるんじゃないかという
 
視点は持っておきたいですね。
 

感想

 
島袋光年先生のキャラクターの
 
作り方・発想法を見てみました。
 
イメージを付け加える方法
 
 
ギャップで共感させる方法
 
が島袋先生流の
キーポイントのようですね。
 
だとしても
これが正解というわけではないとも
おっしゃっています。
 
魅力的で読者が共感してくれる
キャラクターを
 
作る方法は人それぞれ方法が
あるのかもしれません。
 
しかし、
 
普段からの周りのことや
人物を観察して
ちょっとしたことが、
 
魅力的なキャラ作りに
生きてくるともあるので、
 
観察目を養うことは
本当に大切なんだと感じました。
 
人を観察してキャラ作りに
 
生かせるようになりたいものですね。

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