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『天杖のアルワンド』ネタバレあらすじ
杖に魔力を充填し振り下ろすことで
魔法を行使できる世界。
５００年に渡る魔族との戦争に終止符を打つため
主人公フレイは究極の杖アルワンドを探し
千年に一度立ちいる事を許される
「天上の地」に向かう。
「天上の地」へと至る扉を越えると そこは・・・
現代の日本だった！
フレイは 異世界へ来て困惑するが
いじめられっ子の武丸と出会い
いじめっ子を 杖の魔法により 助ける。
フレイは究極の杖アルワンドを探すため
まずはこの地を知りたいので
案内してほしいと武丸にお願いする。
武丸もフレイから魔法を教えてもらえれば
イジメられずに済むと思い
町を案内し様々な杖状のものを買ってあげる。
フレイ「武丸殿、本当にありがとう！
この大恩は返さないワケには参らん！
私に何かお礼を させてもらえぬか？」
武丸「俺に魔法を教えてくれ！
弱ぇ俺でも魔法がありゃ、
あのクソ忌々しい先輩達を ブチのめせる！」
フレイ「今の君に魔法を教えることはできない」
武丸「・・・は？」
フレイ「今の君では魔法に呑まれる。
破滅への道を 歩むことになるだろう。
魔法使いにとって杖よりも
大切なものが１つある。
それは・・」
フレイ「強い心だ」
と魔法を教えることを拒むフレイ。
そんなフレイに武丸は
弱くて惨めな目にあってる奴の気持ちなんか
わからないんだと言って
立ち去ろうとする。
そこに突然魔族が現れ
攻撃を仕掛けてくる。
間一髪フレイに助けられる武丸。
魔族もこの「天上の地」で
究極の杖を探しているらしい。
フレイは 様々な形状の杖
（テニスラケット・虫取りアミ） を使い
その使った杖の性質に応じた
魔法の効果を発揮し
戦いを有利に進めていた。
しかし戦いのスキに逃げようとする武丸を
敵の攻撃から庇い所持していた杖を全て壊れ
絶対絶命のピンチに陥ってしまう。
それでも素手で魔族に立ち向かうフレイ。
魔族「魔法使いが素手で抵抗たぁ・・・ カカカカ！
結果はわかってるだろうに・・・
全くもって ・・・滑稽だ！」
フレイ「滑稽・・だと？ 諦める方が よほど滑稽だ！」
そんなフレイの諦めない姿勢に
心を動かされた武丸は
勇気を振り絞り
落ちていた杖（玩具のビームソード）を
フレイに投げる。
そのビームソードで魔族に反撃するフレイ。
そしてフレイは武丸に語る。
フレイ「武丸殿、ありがとう。
気付いているかい？
今確かに君は“強い心”を手に・・・
使ったんだ 魔法を！」
魔族はそんな言葉を嘲笑い
巨大な鎖の塊を魔法で
作り上げ攻撃してくる。
そんな魔族の攻撃が迫る中
フレイは手にしたビームソードを構え
魔法を唱える。
フレイ「ファイア・ボルガ（炎剛）」
魔法の斬撃で 魔族を鎖の塊ごと一刀両断する。
戦いは終わる。
そして魔族の消滅する前の捨て台詞で
ビームソードは「アルワンド」ではないとわかるフレイ。
だけれどもフレイは落ち込まず
これからも究極の杖を探すと
諦める気配はない。
そんなフレイの強い心に感心し
武丸もいじめっ子に立ち向かう
決心をするのであった。
次の日 武丸はいじめっ子に
立ち向かうがボコボコにされて
部屋に戻ってみると そこにフレイがいる。
フレイ「強くなったな武丸殿。
それこそが誰でも使える 最初の魔法さ」
武丸「何で、俺の部屋にいる」
どうやらフレイは武丸の部屋に住み
究極の杖探しをやるらしい。
フレイの究極の杖・アルワンド探しに
協力することになりそうな武丸であった。
アイデア・売り
- 杖に魔力を込めて振ると魔法が発動する
- 魔法使いが現代にやって来る
感想
異世界から特異なキャラが
現代にやって来て
悩んでいる人を助ける話の
アレンジバージョンって感じです。
戦国武将が現代にタイムスリップして
いじめられっ子を助けるという
ストーリーにも通じるものがありますね。
この話を参考にどんなキャラを
現代に持ってくると
面白いか考えると
違った話になりそうです。
この作品では魔力を込め杖を振ると
魔法が発動する
世界のキャラクターを現代に持ってきて
科学反応を起こし物語を創っています。
異世界では常識でも
現代日本では非常識という
認識のギャップも物語では
面白さの一つとして
効果的に利用されていました。
話作りの参考になる素晴らしい作品です。
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